[UP DATE・99/02/22]

ml.gif r.gif  有料オンライン・マガジン『Slate』が無料に mr.gif
  読者数が伸びず戦略を変更

  マイクロソフト社が展開していた有料オンライン・マガジン『Slate』が2月より無料となった。
 『Slate』は1996年の6月に創刊され、昨年の3月より年間19ドル95セントの購読料を読者から徴収していた。 しかし、読者数が伸びなかったため、今後は無料とし広告からの収入増を目指していく。
 『Slate』の発行人スッコト・モーアによると、米国のオンライン・サイトでの総広告収入は98年が18億ドルだったが、 99年には30億ドルになり、今後数年間は前年対比で50%から60%の伸びが予想されているという。
 また、インターネット利用者は経済関係のサイトとアダルトサイト以外には料金を支払うことが少いという。 そのうえ、有料サイトは他のサイトからのリンクも期待できず読者が有料サイトを訪れる機会も少なくなるという。
 『Slate』の対抗オンライン・マガジンの『Slone』マガジンは創刊から現在までずっと無料誌の形態ととっていた。
ml.gif r.gif  『トーク』誌がハースト・マガジンと提携 mr.gif
  今度はハースト陣営で新雑誌を発行

 『ニューヨーカー』誌のもと編集長ティナ・ブラウンとミラマックス社が発行を予定している新雑誌『トーク』誌は、 ハースト・マガジンズと提携をすることを発表した。
 内容は、ブラウンたちの持つトーク・メディア社が雑誌の内容、広告、マーケティングを担当し、 ハースト・マガジンズが流通、製作、ダイレクト・メールなどを担当するというもの。
 これにより『トーク』誌はハーストの持つ読者データベースを使え、 広告販売もハースト社の持つほかの雑誌との抱きあわせパッケージが活用できる。

 しかし、一方ハーストのもとではブラウンが『ニューヨーカー』誌時代に支払っていたような、 高額な原稿料や取材費を支払うことが許されなくなるという。
 『トーク』誌の立ち上げ予算は5000万ドル。そのほとんどをハーストとミラマックスが負担をする。 『トーク』誌の競合誌はコンデ・ナスト社が発行する『ニューヨーカー』や『バニティ・フェア』誌となる。
 以前、ハースト社の競合社だったコンデ・ナスト社陣営にいたブラウンが今度は、 ハースト側で新雑誌を発行する形となった。
ml.gif r.gif  本の売れ行きを予測する会社が発足 mr.gif
  まずはペンギン社の本の売り上げから

 米国で、本の売り上げを予測する新会社が設立された。この会社はニューヨーク州に拠点を置く 「パブリッシング・ソリューション」社。
 テスト・プログラムとして書籍を販売するバーンズ&ノーブルと大手出版社である ペンギン・プトナム社と提携を組み、ペンギン社が発行する50冊の本の売れ行きを地域別また各店舗別に予測を立てる。 その後、実際の売り上げを集計し、予測との違いを発表する。

 出版社向けのこのサービスが成功すれば、返本の多い米国出版界では多くの出版社が活用すると見込まれている。
 また、地域や書店別の情報も得られるので、出版社はその情報に対応し、初版、在庫、 流通などの戦略を立てることが可能で、マーケティングもさらに絞った方法が可能になるという。
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