[UP DATE・99/01/05]

ml.gif r.gif  オーディオブックのレンタルが好調 mr.gif
  12時間のテープが2泊3日で6ドル

 米国でオーディオ・ブックのレンタル・ビジネスが伸びている。 レンタル分野における本格的な調査結果は、 今年の夏にオーディオ・パブリッシャー協会から発表される予定だが、 レンタルだけで現在3350万ドルの市場といわれている。

 人気は内容が割愛されていない、完全版のオーディオブックで、購入すると100ドル以上するものもあり、 今後さらにレンタル分野が伸びると予想されている。
 『ニューヨーク・タイムズ』紙によると大手で100万ドル、独立系で15万ドル程度のレンタルからの歳入があるという。

 一方、オーディオブックを出版する出版社はオーディオブックの販売価格が高いことを気遣い、 今後新たな技術を導入し価格を押さえていくという。
 人々は車での通勤やジョギング時にオーディオブックを楽しんでいる。
ml.gif r.gif  『A Civil Action』が大学の教材に mr.gif
  1月に公開された映画も好評

 8年半の取材を通して書かれたジョナサン・ハー著『A Civil Action』が米国のロー・スクールで注目を集めている。
 『A Civil Action』はマサチューセッツ州で起こった、発癌性のある工業廃水で水源が汚染され、 それにより住人が白血病にかかってしまったという本当にあった事件をもとにした物語だ。 2つの大きな会社を相手取り、弁護士が訴訟を起こす。

 『A Civil Action』はハーバード大学、コロンビア大学、ジョージタウン大学など米国約50のロースクールで、 授業を受ける際の必読本となっている。
 米国のロースクールはこれまでおこなってきた、判例中心の学習法だけでは、 実際の訴訟の際に起こる人々の反応や、弁護士が抱えることになるジレンマなどに対応できなくなってきているとし、 新しい教材を求めていた。

 同書には法に直面する普通の人々の思いや、弁護士の打算なども物語に折り込んであるので、 実社会の複雑さを知るには最適な教材になると判断された。
 なお、『A Civil Action』はジョン・トラボルタ主演の映画として、99年1月に米国で公開され好評を得ている。
ml.gif r.gif  ボーダーズは海外店舗で販売増を期待 mr.gif
  バーンズ&ノーブルとは異なる戦略

 米国第1位の書籍チェーン店であるバーンズ&ノーブルが、インターネットでの販売に力を入れるなか、 第2位のボーダーズは国際店舗展開を中心とした販売戦略を打ちだしている。
 ボーダーズは過去2年間で、英国、オーストラリア、シンガポールに合計5店のスーパー・ストアを開店させた。

 英国では、約20店舗を持つブックス・エトセトラを97年に買収し、14店舗を持つ文房具チェーン店、 ペーパー・チェイスの株の所有も間もなくおこなうという。
 海外店舗の売り上げは好調で、3軒の海外スーパーストアは、 ボーダーズが持つ250軒のスーパーストアの中で売り上げベスト5に入っているという。

 ボーダーズは今後も、海外店舗展開を積極的に進めていくという。米国書店事情は インターネットのバーンズ&ノーブル、海外店舗のボーダーズと、現在のところその 戦略が鮮明に分かれている。
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